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アクアリウム事業のほかに画業・彫刻・写真も行っています。

第87回独立展「森の気」、「夜の気」

私は、アクアリウム事業のほかに画業・彫刻の制作や写真も行っています。

2019年10月、私が第87回独立展に出品した際、会場の国立新美術館に東城会長・社長が見に来られました。

独立展(独立美術協会)は、1926年から1930年にかけて5度開催された佐伯祐三、前田寛治を中心とする1930年協会が発端となり、団体を超えた気鋭の作家が集って1930年に組織されてから現在に至るまで毎年開催されています。

本展は東京で開催、巡回展は大阪・名古屋・福岡で開催されています。

昨年の私の出品作は、題名「森の気」(194㎝×162㎝)と「夜の気」(162㎝×162㎝)の2点でした。

両方の作品に「気」という言葉を使っていますが、「気」とは、天と地の全体を満たしている宇宙を構成する基本とされているものです。

「気」を表わす言葉は、私たちが日常当たり前に使っており、気候・大気・陽気・陰気・元気・病気・電気・磁気・神気・霊気などが例として挙げられます。

それは、目に見えなくても私たち自身の内にも外にも確かに存在しているものです。

作品「森の気」は、息子が幼少の頃、蒸し暑い真夏の日差しの中、虫捕り網を持って夢中で野山を駆け回っている姿が懐かしく思い出されて描いた作品です。

大自然の「気」の中で子供が育まれている様子を表現したいと思いました。

作品「夜の気」は、水芭蕉が群生している湿地帯を月が水面に映った夜の情景として捉え、水芭蕉たちが夜のおしゃべりをしているかのように描きました。

人間の目に見えていようがいまいが、必ずそこに存在しているものがあるとの認識から「気」を感ずるものを描きたいというのが私の永遠の課題となっています。

この年の8月、私は、水景デザイナーの5日間講習を東城会長宅で受けたのですが、その時に比べると東京は、だいぶ気温も下がり過ごしやすくなっており、正に芸術の秋でした。

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